WSL 優勝争い | 2023/24シーズン

WSL 優勝決定までの軌跡 | 2023/24シーズン

昨シーズンのWSLは最終節まで優勝が決まらず、最後の最後までとても楽しませてもらいました。
マンチェスターシティとチェルシーの稀に見るデッドヒートが繰り広げられていました。

Women’s Super League (WSL) 最終順位結果

WSL 23/24シーズンの最終順位結果は以下の通りです。
チェルシーがシティと勝ち点55で並びましたが、得失点差で7上回り優勝しました。

  1. Chelsea
  2. Manchester City
  3. Arsenal
  4. Liverpool
  5. Manchester United
  6. Tottenham Hotspur
  7. Aston Villa
  8. Everton
  9. Brighton & Hove Albion
  10. Leicester City
  11. West Ham
  12. Bristol City

第20節 チェルシーがリヴァプールに敗戦

結果はチェルシーの優勝ですが、第20節以降の激闘が映画のように素晴らしかったので紹介します。

第19節終了時点でシティが3ポイント差でトップ。チェルシーは1ゲーム消化が少ない。

CLUB PLD W GD PTS
1 Manchester City 19 16 42 49
2 Chelsea 18 15 39 46
3 Arsenal 19 14 27 43

シティもチェルシーも順調に勝ちを積み重ねていましたが、第20節、なんとチェルシーがリヴァプールに4-3で負け。
気持ちが追いつかないほど点が入りまくるシーソーゲームで、リヴァプールにとっては最高に楽しい試合だったことでしょう。

一方のチェルシー、監督エマ・ヘイズはこの試合の敗戦で優勝を諦めるコメントをしました。今シーズンの優勝はシティだと。(シティは第20節ブリストルシティに4-0で勝利)選手も泣いてました。。

CLUB PLD W GD PTS
1 Manchester City 20 17 46 52
2 Chelsea 19 15 38 46
3 Arsenal 20 14 27 44

もう優勝はシティで決まり。。誰もがそう思いました。

第21節 マンチェスターシティがアーセナルに敗戦

第21節、シティ対アーセナル。ヘンプが17分にゴール。シティそのまま試合を終えてくれ。。アディショナルタイムに入ろうとした89分にブラックステニウスがゴール。そして3分後の92分にまたもやブラックステニウスが勝ち越しゴール。1-2でシティ敗戦。
シティファンは頭を抱えたことでしょう。まさかの最後の最後に逆転されるとは。このときから、アーセナルはブラックステニウスが出てきてからが本番ということを思い知りました。(チェルシーはブリストルシティに8-0で勝利し、得失点差ではチェルシーがシティを上回る)

CLUB PLD W GD PTS
1 Manchester City 21 17 45 52
2 Chelsea 20 16 46 49
3 Arsenal 21 15 28 47

シティの敗戦、ブリストルシティ戦の大勝によってチェルシーの監督、エマ・ヘイズが自信を取り戻します。

“It’s not fucking over”

第18節 チェルシーがトッテナムに勝利し、大事な勝ち点3獲得

そして延期となっていた第18節、チェルシー対トッテナム。
この試合で先発出場した浜野まいかが決勝ゴールを決め、チェルシーが勝ち点3をもぎ取り首位に浮上します。
チェルシーとしてはトッテナム戦で複数得点をあげ、シティとの得失点差を広げたい。しかし、チャンスが多くあったのにもかかわらず、1得点のみという結果で選手もファンも満足しておらず、悔しさを滲ませていました。

CLUB PLD W GD PTS
1 Chelsea 21 17 47 52
2 Manchester City 21 17 45 52
3 Arsenal 21 15 28 47

第22節(最終節) チェルシーが大勝し、得失点差で優勝を決める

最終節、シティは点を多く取ってチェルシーに得失点差を上回って勝利したい。チェルシーも同じです。得失点差は上回っているものの、さらに得失点差を広げたい。

オールドトラフォードで行われたチェルシー対マンチェスターユナイテッド戦。なんとユナイテッド相手に6-0で勝利。おもしろいほど点が決まります。

一方のシティはアストン・ヴィラ相手に2得点しかできず、プレーに焦りが出ていました。2-1で勝利したものの、得失点差でチェルシーに7離され、23/24シーズンは2位で終了しました。
試合終了後はお通夜状態。シティの選手が泣いており、アストン・ヴィラの選手が慰めているシーンがありました。

CLUB PLD W GD PTS
1 Chelsea 22 18 53 55
2 Manchester City 22 18 46 55
3 Arsenal 22 16 33 50

こうしてWSL 23/24シーズンが締めくくられました。
シティに優勝してほしかったけど、チェルシー監督エマのラストシーズンということもあり、チェルシー優勝してよかったのかもという気持ちもどこかにあります。

とにかく映画級におもしろかったので、今シーズンも5月あたりに盛り上がりを見せてもらいたいです。

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